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プレスブレーキのオプションの紹介-ATC(Auto Tool Changer)

2019年1月頃までにここを閲覧して頂いている方々、明けましておめでとうございます。今年も弊社とブログをよろしくお願い致します。

亥年という事で「猪突猛進」を抱負として頑張る・頑張っている方々が多いですね。また、時代の節目にきているのか各方面で平穏の時が過ぎて激動の時期に来ているから尚更かなと一個人として感じています。

さて本題に戻して、改めてましてこんにちは。前回大々的(?)に紹介した機械に装着したオプションの1つを紹介をします。今回は題名通りATC(Auto Tool Changer 、以下ATC)のオプションについて取り上げていきます。

ATCといえばマシニングセンタや複合機やタレパンの機能として思い浮かべる事が多いかと思いますが、プレスブレーキにもATCの機能がオプションとしてあります。ただプレスブレーキのATCというのはあまり一般的に普及している物でないので知らない方も結構おられるかなと思います。

工作機械でATCがどれだけ便利・必需品かはよくご存じのはず、プレスブレーキだって同じ事が言えるのです。まずは下の動画にATCのデモを映した物がありますので見て頂きたいと思います。

動画を見て頂くとわかるかと思いますが、このATCは金型ホルダーごと交換するタイプで工作機械のように数秒で金型交換が完了するものになっています。予め必要な金型をセットしておけば途中で金型の段取りや中間ストックを設ける必要がなくなるので、一気に通しで加工ができるようになります。

このATCの仕様は、標準で最大取り付け可能な数は上型3型・下型3型になっております。
 ※装着する機種や案件内容によって数が変わる事もありますので予めご了承ください。
上型下型ともに標準的な金型であれば最大9通りの組み合わせが可能という事になります。ここに上下の型の一組をヘミング対応金型に変えると9+1(ツブシ)の10通りが可能になります。10通りの組み合わせを数秒で切り替えがというのはなかなかインパクトがあるかと思います。
専用・特殊型のため組み合わせが3通りしかできなかったとしても予め金型3セットが取り付けられるというのはメリットが大きいです。というのも専用・特殊型になると取扱いが大変なものが多く、金型の段取りは結構な苦労と時間を要する事が珍しくないためです。

このような特徴から長尺で複雑な形状の曲げをすることが多いようでしたら是非お勧めしたいオプションです。実際に長尺で複雑な加工を取り扱っている所ではATC付のプレスブレーキを保有されている事が多いです。

そしてこのATCに別途オプションのリア(後部)ワークサポータを併用すると有効な曲げ順序(順番)の選択肢が出てくるようになります。場合によっては現状のハンドリング(各工程毎のワーク取り回し)の世界が変わるような事が起こるかもしれません。もし起きたら今まで必要悪な作業や気遣いから解放されてテンポよく加工ができるようになります。作業が捗る事、間違いなしです。

最後にこれが意外と重要な事なのですが、このタイプのATCが使える「最新鋭のプレスブレーキ」は今の所では弊社のみになっています!「サーボプレスブレーキ」という枠ではなくて「最新鋭のプレスブレーキ」ですので「ハイブリッド(油圧サーボ)式」など含めています。もちろん海外も含めています。
昔は他社も取り扱っていたのですが、新しい機種では出していないようなんです。
それにしても作り手側にしては結構手間がかかるオプションだからでしょうか、長ければ長いほど尚更。なかなか大変ですよね。

 

ところで、この数年で見かけるようになった別タイプのATCあります。別タイプのATCの話題は今回スルーしようかなぁ~と思っていましたが、このタイプのATCを言ったからにはちょっとだけ取り上げたいと思います。

別タイプのATCは、コンセプトといいますか着眼点から違うようなので特徴や性格が正反対な感じになっています。冒頭で熱を入れてご紹介したATCは金型を一括交換ですが、別タイプのATCは個別に交換するようになっています。まさに人でやっていた金型の段取り作業をそのまま機械に置き換えたような感じです。機能としては同じATCでも特徴が全然ちがうので使用用途・目的によって向き不向きが変わるかと思います。

 

以上、ATCのご紹介でした。次回も別のオプションを紹介したいと思います。